スマートフォンの物理キーボードの復活を目指すスタートアップ企業「Clicks Technology(クリックス・テクノロジー)」は、MagSafeに対応した外付けキーボード「Power Keyboard」の出荷を開始したと発表しました。
同社によりますと、価格は99ドル(約1万5000円)で、今夏から出荷が始まり、すでに初回予約分の75%が顧客に届けられたということです。この製品は、様々なサイズのスマートフォンに対応するスライド式の物理キーボードです。縦向きと横向きの両方で使用でき、かつての「BlackBerry(ブラックベリー)」のようなタイピング感覚を提供するとしています。
同社は今年後半に、物理キーボードを搭載した独自のスマートフォン「Clicks Communicator」を発売する方針です。今回の外付けキーボードは、画面上のキーボードに不便を感じているユーザーに対し、物理キーボードの速さと正確さを提供する代替手段として位置づけられています。
一方で、実用上の課題も指摘されています。大型のスマートフォンに装着した場合、重心が上部に偏り、縦向きで持ちにくくなるということです。また、本体サイズは119.7 × 76.6 × 15.2ミリ、重量は180グラムとなっており、ポケットに収納する際にかさばる可能性があります。
以前のモデルからの改良点として、スマートフォンから電力を供給するのではなく、2,150mAhのバッテリーを内蔵しています。これにより、MagSafeやQi2に対応したスマートフォンへのワイヤレス充電が可能になったということです。専用アプリを使用することで、キーボード専用に電力を残す設定や、LEDバックライトの調整なども行えます。
さらに、カスタマイズ性が高く、特定のキーをタブボタンや方向キーとして使用できるほか、Appleのショートカット機能と連携して、電話の発信や天気予報の取得などをキー操作で行うことができます。
このキーボードは外部のBluetoothキーボードをサポートする機器と接続できるため、スマートフォンだけでなく、タブレット端末やスマートテレビ、さらにはARやVR用のヘッドセットなどでも活用できるということです。
