ベンチャーキャピタル「ソーシャル・キャピタル」の創業者として知られる著名投資家のチャマス・パリハピティヤ氏は、自身が設立したAI(人工知能)を活用したプログラミング支援企業が、シリーズAラウンドで1億3500万ドル(約209億円)の資金を調達し、自らがCEO(最高経営責任者)に就任したと発表しました。
資金調達を行ったのは、2024年1月に設立された「8090 Labs」です。今回の調達は、クラウド大手セールスフォースの投資部門であるセールスフォース・ベンチャーズが主導したということです。このほか、著名投資家のデビッド・サックス氏や、パロアルトネットワークス、クオーラなどのIT企業の経営トップらも投資に加わったとしています。
同社は、企業のソフトウェア開発チームに向けたAIプログラミング支援ツール「ソフトウェア・ファクトリー」を提供しています。このツールは、単なる試作品の作成にとどまらず、企業が求める高い品質基準を満たすシステムの構築を支援するものです。また、監査証跡など、企業が安全に利用するために必要な管理機能も備えているということです。
パリハピティヤ氏は、SNSを通じて、取締役にとどまらず自らCEOとして経営の陣頭指揮を執る方針を明らかにしました。
同氏はかつて、初期のフェイスブック(現在のメタ)で幹部を務めた経歴を持ちます。現在のAI開発の急速な進展について、「ソーシャルメディアが台頭した当時と似ている」と指摘しています。そのうえで、「フェイスブックを離れて以来、フルタイムで経営の現場に戻るこのような瞬間を待っていた。私たちが今構築しているものはさらに重要だと確信している」とコメントし、AI事業に本格的に注力する姿勢を示しています。