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米ロボット開発企業がテスラとの訴訟で和解 約17億円の資金調達を発表

AI要約複数の情報源を統合して作成しています

アメリカのロボット開発スタートアップ「プロセプション」がテスラとの企業秘密訴訟で和解し、約17億円の資金調達を発表しました。人間の手に近い高性能なロボットハンドの開発と供給を本格化させる方針です。

Image Credits:Proception

アメリカのロボット開発スタートアップ企業「Proception(プロセプション)」は、電気自動車大手テスラとの間で争われていた企業秘密の侵害をめぐる訴訟で和解し、新たに1100万ドル(約17億500万円)の資金を調達したと発表しました。同社は今後、人間の手に近い動きを再現する高性能なロボットハンドの開発と供給を本格化させる方針です。

プロセプションの創業者であるジェイ・リー氏は、テスラのヒト型ロボット「オプティマス」の開発部門で技術責任者を務めていた人物です。リー氏は昨年、テスラの企業秘密を不正に持ち出して起業したとして、同社から提訴されていました。しかし、今月上旬に両社は和解に至り、テスラ側は訴えを取り下げたということです。

訴訟問題が解決したことを受け、プロセプションは1100万ドル(約17億500万円)のシード資金を調達したと発表しました。この資金調達は、ベンチャーキャピタルのファーストラウンド・キャピタルが主導し、Yコンビネーターなども参加しています。

また、同社は研究機関やロボット企業向けに、高度な操作が可能なロボットハンドの初回出荷を開始したことも明らかにしました。今後は幅広い企業からの受注を受け付けるとしています。リー氏によれば、自社で複雑なロボットハンドの開発に時間や資源を割きたくない企業に対し、主要な供給元となることを目指す方針です。

ロボット産業には多額の投資が集まっていますが、人間の手を忠実に再現する技術の開発には十分な資金が回っていないとリー氏は指摘しています。テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)も、ロボットハンドの開発は依然として解決すべき最大の技術的課題の一つであると言及しています。

現在、多くの企業は人間がVR(仮想現実)ヘッドセットを装着し、ロボットの視界を共有しながら遠隔操作することでAI(人工知能)に学習させる手法を採っています。しかし、この手法では操作する人間が物体に触れた際の感覚を得られず、学習効率がロボットの稼働数に依存するという課題があるということです。

これに対し、プロセプションは多数のセンサーを搭載した特殊なグローブを開発しました。人間がこのグローブを装着して作業を行うことで、ロボットを介さずに手の動きや接触データを直接収集できるとしています。

さらに、このグローブはロボットハンドの「皮膚」としても機能します。開発中のロボットハンドは22の自由度を持ち、各指に複数の関節を備えることで、人間の手に近い器用な動きを可能にするということです。

リー氏は、「高度なハードウェアと、拡張性の高いデータ収集の組み合わせが、この課題を解決する鍵になる」と強調しています。

今回の投資を主導したファーストラウンド・キャピタルの担当者は、「プロセプションは現在市場で最も優れたロボットハンドと、それを支えるデータ基盤を持っている」と評価しています。

リー氏は今後の展望について自信を示しており、プロセプションが成長を続ければ、かつて訴訟で争ったテスラから技術協力を求められる可能性もあるという見方を示しています。

出典元記事を読む(TechCrunch(テッククランチ))
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