IT大手メタのマーク・ザッカーバーグCEO(最高経営責任者)が、同社の国際本部が置かれているアイルランドにおいて、19世紀に建設された城を購入したと発表しました。購入額は2300万ドル(約35億6500万円)から3500万ドル(約54億2500万円)に上るとみられています。
ザッカーバーグ氏の広報担当者はメディアの取材に対し、「ザッカーバーグ氏と家族は、この歴史的な邸宅を維持していくことを楽しみにしている。メタの国際本部があるアイルランドで過ごす時間を心待ちにしている」と説明しています。
購入したのは、アイルランド南部のウォーターフォードにある「ストランカリー城」と、約440エーカーの広大な敷地です。地元紙の過去の報道によりますと、城は川沿いの自然豊かな場所に位置し、少なくとも11の寝室や4つのタワースイート、図書室、食堂などを備えているということです。この物件は、過去25年間にわたり居住していた金融関係者から買い取ったとしています。
メタはアイルランドの首都ダブリンに国際本部を置いています。2017年には市内から車で20分ほどの場所に大規模なデータセンターを開設するなど、同国での事業基盤を強化する方針を示しています。今回購入した城は、ダブリンから車で約2時間の距離に位置しています。
ザッカーバーグ氏による大規模な不動産購入は、今年に入ってから今回が初めてではありません。同氏と妻は、アマゾン創業者のジェフ・ベゾス氏らが住むアメリカ南部フロリダ州マイアミの高級住宅街でも、1億7000万ドル(約263億5000万円)の邸宅を購入したと報じられています。
アメリカのIT業界では現在、カリフォルニア州が新たな富裕税の導入を検討していることを背景に、著名な経営者や投資家が同州から拠点を移す動きが相次いでおり、こうした富裕層の動向が引き続き注目されています。
