10歳から12歳の子どもたちが参加する野球の大会「リトルリーグ世界選手権」の試合結果を対象に、海外のスポーツ賭博サイトが賭けを行っていることが明らかになりました。これを受け、大会の運営団体は「子どもたちの成功や失敗を個人的な利益のために利用するべきではない」として、こうした行為を強く非難する声明を発表しました。
リトルリーグ世界選手権は、世界中から集まった子どもたちが対戦する毎年恒例の大会です。アメリカ国内で規制を受けているスポーツ賭博の運営会社や予測市場では、原則としてこの大会を賭けの対象にすることは認められていません(ただし、一部の市場では2024年に賭けが提供された事例もありました)。
一方で、アメリカの法律に縛られない海外の賭博サイトは、子どもたちの試合を賭けの対象として提供する方針をとっています。海外サイトの一つである「ベットオンライン(BetOnline)」の担当者は声明を出し、「非常に大きな需要があるため、オッズ(配当率)を提供している」と説明しています。
同社によりますと、2025年の大会で賭けられた金額は、2024年の2倍に上ったということです。また、「顧客から毎年要望があり、今後2週間でプロの女子バスケットボール(WNBA)やサッカー(MLS)、テニス、ゴルフなどの主要スポーツを上回る数の賭けが行われる見込みだ」としています。さらに、担当者はSNS上で、韓国とカナダの代表チームによる試合への賭け数が、アメリカ大リーグ(MLB)の一部試合を上回っていると主張しました。
こうした事態に対し、リトルリーグの運営団体は昨年に続いて改めて声明を発表しました。団体は「リトルリーグは、子どもたちが野球の基本や、チームワーク、誠実さといった人生の重要な教訓を学ぶ場である」と強調したうえで、利益目的の賭博行為に対して強い懸念を示しています。
