アメリカのIT系メディア「テッククランチ」は、8月19日にオーストラリアのシドニーで開催されるイベント「ストライプ・ツアー・シドニー」内のピッチコンテスト「スタートアップ・バトルフィールド」において、登壇するオーストラリアのスタートアップ企業8社を決定したと発表しました。
選出された8社は、企業向け技術から医療・健康、エンターテインメントに至るまで、オーストラリアの次世代テクノロジーを代表する企業だということです。コンテストでは、1万5000ドル(約232万円)相当の決済サービス「ストライプ」の手数料クレジットや、投資家からの支援、さらにアメリカ・サンフランシスコで開催される大規模イベントへの参加権を懸けてプレゼンテーションを行う方針です。
今回選出された8社の事業内容および今後の戦略は以下の通りです。
エージェントスフィア(Aigentsphere):企業がAIを安全に導入・拡大するための管理プラットフォームを提供しています。経営陣がAIエージェントの稼働状況を把握し、適切に管理できる仕組みを構築するとしています。
アパテ(Apate):銀行や通信会社、政府機関向けに詐欺対策の支援を行っています。詐欺師と直接対話を行い、その内容をリアルタイムで情報化することで、詐欺組織の解体を目指す方針です。
コールイーズAI(Callease Ai):物理的なセキュリティ管理室向けのオペレーティングシステムを開発しています。音声AIを活用し、巡回や緊急時のエスカレーションなど、通話業務全般を自動化するということです。
チュージー・アプリ(Choosey App):AIによるマッチング技術を活用し、企業が即座に人材を採用し、労働者が即日報酬を受け取れる仕組みを提供しています。
ドゥーマーズAI(Doomers AI):AIやテクノロジー企業の新製品発表を、SNSの「X」でトレンド入りさせるための支援を行っています。広告をブロックする層にもリーチできるよう、厳選されたクリエイターのネットワークを活用するとしています。
エク(equ):健康・ウェルネス企業向けに、パーソナライズされた栄養管理システムを提供しています。10年間のデータと10万人以上のユーザー実績に基づくAIエンジンを、各社の製品に組み込むことができるということです。
リードストーリー(LeadStory):スポーツやニュース、金融などの動画から、自然言語による質問に対して的確な場面を抽出する、次世代の動画解析技術を開発しています。
プレーブ(Preve):理学療法クリニック向けに、治療計画の作成と進捗管理を自動化するシステムを提供しています。これにより、患者の継続的な通院と治療効果の向上を図る方針です。
コンテストでは、登壇する8社のうち3社が賞を獲得し、そのうち1社がサンフランシスコでのイベントに招待されるということです。すべての企業が投資家やメディア、オーストラリアのテクノロジー業界関係者の前で事業計画を披露する予定です。イベントは「スタートアップ・バトルフィールド」のディレクターを務めるイザベル・ヨハネセン氏の司会で進行されるということです。
