高精度の音声認識技術を活用した入力アプリ「Aqua Voice(アクア・ボイス)」を開発する企業は、新たにiPhone向けのアプリケーションの提供を開始したと発表しました。
このアプリは、これまでMac向けに提供されており、高い認識精度で評価されてきました。句読点の挿入や段落の区切り、文章のフォーマット調整などを自動で行う機能が特徴です。既存の標準的な音声入力機能と比較して、誤変換が極めて少ないとされています。
新たに提供が開始されたiPhone版は、端末に追加のキーボードとして設定する仕組みを採用しています。これにより、利用者は別のアプリで文章を作成してコピーする手間を省き、任意のアプリ上で直接音声入力を行うことができるということです。また、音声によるテキストの編集機能も備えています。
一方で、OSのセキュリティ上の仕様に伴う課題も指摘されています。任意のアプリで音声入力を開始する際、初回のみ「Aqua Voice」のアプリ画面を経由する必要があり、身体に障害のある利用者などにとって負担になる可能性があるということです。
プライバシー保護の観点について、このアプリは端末内ではなくクラウド上のサーバーで音声処理を行っています。開発企業は、端末間の同期サービスを利用しない限り、変換されたテキストデータをサーバーに保存しない方針を示しています。
料金体系については、定額制(サブスクリプション)を採用しています。1つの契約でMac版とiPhone版の両方を利用できるということです。ウェブサイト経由で契約した場合の利用料は、月額10ドル(約1,550円)、年額96ドル(約1万4,900円)となっています。
