19歳の起業家でYouTuberのジャスティン・ジン氏が、SNSと暗号資産を組み合わせた新たな予測市場アプリ「Giggles(ギグルス)」の開発に向け、123万4567ドル(約1億9100万円)の資金を調達したと発表しました。
Gigglesは当初、動画共有アプリ「TikTok」上での冗談として考案されました。しかし、架空の登録サイトを開設したところ、1日で10万回のアクセスが殺到したため、ジン氏は共同創業者のエドウィン・ワン氏とともに実際のアプリ開発に着手したということです。
このアプリは、短い動画の投稿機能と予測市場を組み合わせたプラットフォームです。利用者はインターネット上の流行(ミーム)に関する動画に対して、「オーラ」と呼ばれる独自のポイントを投資することができます。早期に投資した動画が流行すれば、報酬を得られる仕組みです。
将来的には、ポイントの代わりに実際の暗号資産を投資できる機能を導入する方針です。現在は招待制の試験運用中ですが、すでに45万人が登録しているとしています。
ジン氏は「利用者が1日に30分以上滞在する、初の暗号資産アプリを目指す」と述べています。人間の関心を惹きつける仕組みを取り入れることで、利用者の定着を図る狙いがあるということです。
また、ジン氏は現在のSNSにおいて、AI(人工知能)によって生成されたコンテンツや自動プログラム(ボット)が急増している点に懸念を示しています。「何が流行するかを予測し取引する仕組みが、結果としてインターネット上の膨大な情報を整理することにつながる」と述べ、新たな情報基盤としての役割を果たすことに意欲を示しています。
今回の資金調達額が「123万4567ドル」という特異な数字であったことや、プロジェクトの成り立ちから、一部のメディアでは架空の発表ではないかとの疑念も浮上しました。しかし、投資を主導したベンチャーキャピタル「1k(x)」への取材を通じて、資金調達が事実であることが確認されたということです。
ジン氏は、ミームを基盤とした暗号資産の投機的な側面を認めつつも、「単なる娯楽にとどまらず、世界に有益な情報を提供するプラットフォームに成長させたい」としています。
