YouTubeは、YouTube Musicアプリの10周年を記念し、新たな機能を導入すると発表しました。これにより、Spotifyなどの競合サービスに対抗する方針です。
新機能には、複数のユーザーの共通の音楽趣味を組み合わせた「Taste Match」プレイリストが含まれています。これは、Spotifyの「Blend」と似た機能です。また、ユーザーに対して今後のリリースやグッズ、コンサートの通知を開始し、Bandsintownと提携してYouTubeの動画やショート動画を通じてコンサートを発見できるようにするということです。
これらの追加機能により、YouTubeはSpotifyに追いつくことを目指しています。一方で、バッジやコメント機能の追加は、YouTubeのソーシャルネットワーキング機能を音楽サービスにも拡張する方針です。
YouTube Musicのカタログについて、新たな統計を発表しました。現在、スタジオ録音、ライブパフォーマンス、リミックス、カバーを含む3億曲以上が提供されているとのことです。比較として、Spotifyは1億曲以上のカタログを誇っています。さらに、YouTubeの音楽サービスは40億以上の音楽に特化したユーザー生成プレイリストを提供しており、そのうち18億は公開されています。
「Taste Match」プレイリストを通じて、YouTube Musicのユーザーは、参加者全員の音楽趣味に基づいた曲を含む、毎日更新されるプレイリストを作成できるということです。
加えて、YouTube Musicのユーザーは、アルバムやプレイリストに直接コメントを残すことができ、聴くことがよりソーシャルな体験となるようです。ファンは「First to Watch」や「Top Listener」といった忠誠バッジを獲得できるようになり、今後も新たなバッジが追加される予定です。アーティストやバンドは、10万回、100万回、さらには10億回の視聴を達成することで、ミュージックビデオの視聴マイルストーンを目指すことができます。
YouTubeの音楽サービスは成長を続けており、2024年2月には1億人のユーザーから、2025年3月にはYouTube MusicとYouTube Premiumを合わせて1億2500万人以上に増加しているということです。
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