アメリカのIT大手アップルは、自社のクレジットカード「Apple Card」の新規契約者を対象に、食料品の購入に対するキャッシュバック率を5%に引き上げる期間限定のキャンペーンを開始したと発表しました。
このキャンペーンは、4月13日までに新たに「Apple Card」を契約した利用者が対象となるということです。契約から最初の6か月間、食料品の購入に対して5%のキャッシュバックが付与されます。通常の還元率は1%から2%にとどまっており、大幅な引き上げとなります。
アップルによりますと、決済には物理的なチタン製カードと、スマートフォン決済サービス「Apple Pay」の双方が利用できるとしています。追加で付与されるキャッシュバックの上限額は、最大500ドル(約7万7500円)に設定されています。
物理カードを使用した場合と「Apple Pay」を使用した場合で通常の還元率が異なるため、上限額に達するまでの購入金額には違いが生じます。具体的には、物理カードの場合は1万2500ドル(約193万7500円)、「Apple Pay」の場合は1万6667ドル(約258万3000円)の利用で上限に達する計算となります。
「Apple Card」の通常の還元率は、物理カードの利用で1%、「Apple Pay」の利用で2%、さらにアップル製品や特定の提携企業の利用で3%となっています。また、既存の利用者に向けても、特定の提携薬局などで5%の還元を受けられるキャンペーンを5月20日まで実施しているということです。
一方、アップルは現在、「Apple Card」の提携金融機関をこれまでのゴールドマン・サックスからJPモルガン・チェースへ移行する手続きを進めています。この移行に伴う既存の利用者への影響はなく、サービスは円滑に継続される方針です。アップルとしては、魅力的な還元策や金融サービスの拡充を通じて、自社の経済圏への顧客の囲い込みをさらに強化するねらいがあるとみられます。
