大手ベンチャーキャピタルのインデックス・ベンチャーズ(Index Ventures)は、3つのファンドを通じて総額20億ドル(約3100億円)の新たな資金を調達したと発表しました。
設立から30年を迎える同社は、創業初期の企業を対象とした新しいシードファンドで4億ドル(約620億円)を調達しました。また、ベンチャーファンド向けに9億ドル(約1395億円)を集めています。さらに、2024年に設立した15億ドル(約2325億円)規模のグロースファンド(成長期向けファンド)に7億ドル(約1085億円)を追加し、運用可能な総資金は35億ドル(約5425億円)に達したということです。
同社は2年前にも2つのファンドで総額23億ドル(約3565億円)を調達しており、これには前身となるベンチャーファンド向けの8億ドル(約1240億円)が含まれていました。
他のベンチャーキャピタルがファンド規模を急激に拡大させる中、インデックス・ベンチャーズは規模の過度な拡大を控える方針をとっています。一方で、近年の目覚ましい運用実績により、業界内で際立った存在感を示しています。
今年初めには、同社の投資先であるサイバーセキュリティ企業のウィズ(Wiz)が、アルファベット(Alphabet)への320億ドル(約4兆9600億円)での売却を完了したということです。ロイター通信の報道によりますと、インデックス・ベンチャーズはウィズのシード期から投資を行っており、12%の株式を保有する最大の外部株主として、その持ち分は38億ドル(約5890億円)の価値に上るとされています。また、昨年株式公開を果たしたフィグマ(Figma)に対しても、早期から投資を行っていたとしています。
人工知能(AI)分野への投資戦略としては、ロボット工学企業のフィジカル・インテリジェンス(Physical Intelligence)や、推論プラットフォームのファイヤーワークスAI(Fireworks AI)などに出資しています。さらに、昨年9月にAIモデル開発のアンソロピック(Anthropic)が企業価値1830億ドル(約28兆3650億円)と評価されて資金調達を行った際にも、投資を実施したということです。
