アメリカのIT大手グーグルは、新たなノートパソコンのシリーズとなる「Googlebook(グーグルブック)」を発表しました。自社のスマートフォン向けOS「Android(アンドロイド)」との連携機能を強化した一方、機能の制限に対する市場の反応が注目されています。
グーグルが新たに展開する「Googlebook」は、既存の「ChromeOS」のツールを進化させ、Androidスマートフォンとのシームレスな連携を最大の特長としています。具体的には、スマートフォンのアプリをパソコン上で操作する機能や、ファイルの同期、即時接続が可能なホットスポット機能などが搭載されるということです。
同社は、アップルの「MacBook」と「iPhone」のような統合された操作体験を、Androidユーザー向けに提供する狙いがあるとしています。
基本システムはAndroidをベースに、デスクトップ向けの操作画面を採用しています。パソコン向けの「Chrome」ブラウザーに加え、Androidアプリやウェブアプリ、Linuxアプリが利用可能だということです。
一方で、専門家などからは実用性を疑問視する声も上がっています。ノートパソコンでの作業の約70%はブラウザー上で行われるものの、残りの30%を占める画像編集ソフトや本格的なゲームなどの利用において、課題が残るためです。
例えば、アドビの画像編集ソフトはモバイル版アプリでの提供にとどまり、他のパソコンで利用できるフル機能版には対応していません。また、高性能なゲームについても、一部を除きクラウドゲームサービスを通じて提供されるということです。
近年、アップルの独自半導体を搭載したMacBookの登場により、Windowsのノートパソコンも性能やバッテリー効率が大幅に向上しています。現在、部品不足などの影響でパソコンの価格が高止まりする中、機能が限定された製品が一般消費者向け市場でどこまで支持を広げられるかが焦点となる見通しです。
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