アメリカのベンチャーキャピタル「コライド・キャピタル(Collide Capital)」は、フィンテックや新しい働き方に関連するスタートアップ企業を支援するため、第2号ファンドとして9,500万ドル(約147億円)の資金調達を完了したと発表しました。
同社は2021年に設立され、主にフィンテック、サプライチェーン、および「働き方の未来」に関わる初期段階の企業への投資を行っています。2022年に6,600万ドル(約102億円)の第1号ファンドを立ち上げて以来、これまでに75社を支援してきたということです。
共同創業者のブライアン・ホリンズ氏によりますと、今回の第2号ファンドの資金調達にはおよそ13か月を要しました。集めた資金は、今後3年半にわたって投資していく方針です。新興のファンド運用者にとって厳しい市場環境が続く中、ホリンズ氏や共同創業者のアーロン・サミュエルズ氏が大手金融機関やベンチャーキャピタルで培った豊富な経験が、資金調達の成功につながったとみられています。
今回のファンドには、カリフォルニア大学の投資基金のほか、ゴールドマン・サックスやJPモルガンなどが投資家として参加しています。1社あたりの投資額は100万ドルから300万ドル(約1億5,500万円から4億6,500万円)を想定しており、少なくとも30社を支援する計画です。すでに5社への投資を完了しているということです。
ホリンズ氏は「業務の自動化やリアルタイムでの共同作業、データに基づいた迅速な意思決定を可能にする技術に最も関心を寄せている」としています。
また、同社は投資活動にとどまらず、次世代の起業家やベンチャーキャピタリストを育成する教育プログラム「コライド・キャンパス」の拡大にも注力する方針です。このプログラムは、ハーバード大学など20以上の大学で展開されており、これまでに50人以上の学生が参加しました。優秀な学生に投資や起業のノウハウを伝えるとともに、同社にとっての有望な投資案件や人材を発掘する狙いがあるということです。
サミュエルズ氏は「優秀な若者とベンチャーキャピタルを結びつけ、世界が必要とするビジネスを生み出すための熱意を後押ししていきたい」としています。
