アメリカの小売大手ターゲットの傘下で、即日配達サービスを展開する「シプト」は、人工知能=AIを活用した新たな買い物支援ツール「アスク・シプト」の提供を開始したと発表しました。
発表によりますと、このツールは利用者の要望に応じて、購入可能な商品のリストを自動で作成する機能を持っています。例えば、「25人向けの週末の集まり用に、ブランチの食材を含めてリストを作成して」といった具体的な指示を入力することで、直感的な買い物が可能になるということです。
また、インターネット上や飲食店で見かけた料理の写真をアップロードすると、AIが自動的に必要な食材を特定し、買い物かごに追加する機能も備わっています。さらに、予算に応じた提案を求めることも可能で、「35ドル(約5400円)以内で作れる5人家族向けの平日の夕食」といった条件を指定できるとしています。
アメリカの配達サービス業界では、AIを活用した機能の導入が相次いでいます。同業のインスタカートが新たなAI支援ツール「クレメンタイン」を発表したほか、ウーバーイーツやドアダッシュも今年に入り同様の機能を導入しています。
シプトの親会社であるターゲットは、自社のオンライン通販サイトでもAIによる画像検索やカスタマーレビューの要約機能などを導入しています。各社はAI技術を活用してパーソナライズされた顧客体験を提供し、他社との差別化を図る戦略を推し進める方針です。
今回発表された「アスク・シプト」は、すでに専用アプリとウェブサイトを通じて利用可能となっているということです。
