アメリカ・ロサンゼルスに拠点を置くクリエイター向けプラットフォーム企業の「ビーハイブ(Beehiiv)」は、ウェビナー機能や柔軟な課金設定などが可能になる新たな支援ツールを導入したと発表しました。
今回の発表により、同社が単なるニュースレター配信サービスにとどまらず、クリエイター向けの総合的なプラットフォームを目指す姿勢が鮮明になりました。複数のツールを使い分ける負担を減らし、事業運営に必要な機能を一括して提供する方針です。これにより、既存の配信サービスやウェブ会議システムなどと競合する立ち位置となります。
新たな機能のうち、ウェビナー機能では、最大1万人が参加できるライブイベントをプラットフォーム上で直接開催できるようになります。映像の配信や画面共有、チャット機能が備わっており、複数の通貨での有料配信や、無料での配信が可能だということです。
また、収益化の面では、読者を段階的に有料購読へ誘導するための機能が強化されました。新たに導入された従量制の課金機能では、有料登録を促す前に、無料で閲覧できる記事の数をクリエイター側で設定できるようになります。さらに、有料の試験購読機能も追加され、例えば30日間で1ドル(約155円)や、3か月間月額5ドル(約775円)といった柔軟な料金や期間の設定が可能になるとしています。
一方、需要が拡大しているポッドキャストの分野では、先月導入した配信機能に加え、新たにAIを活用した分析機能を追加しました。利用者は「ChatGPT」などのAIを通じて、視聴者の動向や番組の成果について対話形式で分析結果を得ることができるということです。
同社は今後、第2四半期にポッドキャストの動画対応を進めるほか、年内には広告機能も追加する計画です。
合わせて発表された今年の第1四半期の業績は、過去最高となりました。月間の利用者は5万人を超え、年間経常収益は2800万ドル(約43億4000万円)を突破したということです。
