リビアンからスピンオフした企業「Also」は、4,500ドル(約70万円)の高級モジュラー電動自転車「TM-B」を発表しました。リビアンの創業者でありCEOのRJスカリンジ氏は、Alsoの初期段階を振り返り、すべてを自社で開発することが成功の鍵であると述べました。
この電動自転車「TM-B」は、オークランドでのイベントで発表され、ペダルアシスト機能を備えた製品として注目を集めています。Alsoの社長クリス・ユウ氏によれば、この自転車は単なる自転車ではなく、マイクロモビリティの新たなプラットフォームとして位置づけられています。
「TM-B」は複数のトリムで提供され、発表されたローンチエディションとパフォーマンストリムは、どちらも4,500ドル(約70万円)で販売される予定です。これらのモデルは、100マイルの走行可能距離を持つバッテリーや、10段階のアシストレベル、エアサスペンション、2つの走行モードを備えています。
また、ベースバージョンは約4,000ドル(約62万円)以下で販売され、60マイルの走行可能距離を持つバッテリーや5段階のアシストレベルを備えています。すべての自転車には、LEDライトやターンシグナルが装備され、最高速度は時速約32キロメートルです。
バッテリーは取り外し可能で、USB-C高速充電機能を備えています。セキュリティ機能も充実しており、バイクから離れると自動的にバッテリーやホイール、フレームがロックされます。万が一盗難にあった場合には、アプリを通じて通知が送られ、バイクが大音量の警告音を発します。
また、すべてのトリムにはハンドルバー間に統合されたタッチスクリーンディスプレイがあり、モジュラートップフレームを使用して、数秒でソロシートやベンチ、ユーティリティカーゴ設定に変更できます。
この他、Alsoは独自の「Alpha Wave Helmet」を開発し、回転衝撃保護を強化する技術や、片手で簡単に調整できるストラップを採用しています。このヘルメットは、統合されたライトやオーディオシステムを備え、バイクのタッチスクリーンやスマートフォンと連携して音楽を聴いたり、通話をしたり、ナビゲーションを受けたりすることができます。
Alsoはリビアンと共に、バッテリーパックや電子機器、ソフトウェア、ペダルバイワイヤ推進システムなどを自社開発しました。このシステムは、回生ブレーキを可能にし、バッテリーに電力を戻すことができます。
