アメリカのIT大手メタの傘下にある対話アプリ「ワッツアップ(WhatsApp)」は、車載システム「Apple CarPlay」や「Android Auto」向けの機能拡充や、タブレット端末「iPad」からの直接のアカウント登録など、複数の新たな機能を追加したと発表しました。
今回の機能拡充は、ワッツアップを単なるスマートフォン向けのメッセージアプリから、複数の端末をまたいで利用できる総合的な通信プラットフォームへと発展させるという、メタの事業戦略の一環だということです。
車載システムである「Apple CarPlay」と「Android Auto」との連携機能も強化されました。これまで車載システムではメッセージの作成と通話のみが可能でしたが、今後はメッセージの読み上げや返信、通話履歴の確認、お気に入りの連絡先へのアクセスも可能になるということです。
また、タブレット端末「iPad」向けのアプリでは、スマートフォンと連携させることなく、直接アカウントを登録できるようになりました。会社側によりますと、登録時には電話番号と使い捨てのパスワードによる認証が必要ですが、その後はiPad単独で利用できるとしています。
さらに、音楽配信サービスの「Apple Music」や「Spotify」の楽曲を、アプリ内の「ステータス」機能で共有できるようになりました。加えて、パソコン向けのウェブ版やデスクトップ版では、PDFファイルをダウンロードせずにアプリ内で直接開き、文章の強調や注釈などの簡単な編集ができる機能も追加されたということです。
ワッツアップはここ数か月、機能の拡充を続けています。数週間前には、電話番号を公開せずに連絡先を交換できる「ユーザーネーム」機能を導入しました。また、5月下旬には、プロフィールのカスタマイズなどの追加機能が利用できる有料の定額サービス「WhatsApp Plus」の提供も始めており、サービスの利便性向上を図る方針です。
