アメリカ中西部ミシガン州デトロイトに拠点を置く新興企業「Grounded(グラウンデッド)」は、商用バンのカスタマイズ事業を拡大するため、シードラウンドで500万ドル(約7億7500万円)の資金を調達したと発表しました。
同社は2022年の設立当初、フォードやゼネラル・モーターズ(GM)の電気自動車(EV)バンを、レゴブロックのようなモジュール式システムでカスタマイズする事業を中心に展開していました。しかし、GMによる特定モデルの生産終了や、アメリカ国内でのEV販売の伸び悩みを受け、事業戦略の転換を図ったということです。
今回の資金調達に合わせて、同社はデトロイトに約4600平方メートルの新たな製造施設を開設しました。今月から生産を開始し、来年には稼働率を本格的に引き上げる計画です。
新たな事業戦略として、同社はEVに限定せず、ガソリン車も含めた幅広い車種に対応する方針です。これにより、充電インフラの課題からEVの導入を見送っていた顧客層の開拓を目指すとしています。
同社のカスタマイズ車両は、すでに日用品大手や通信大手などの一般企業のほか、医療機関や獣医療の現場などでも導入されています。今後は、飲食業界や公共安全の分野でも需要の拡大が見込まれるということです。
創業者のサム・シャピロ最高経営責任者(CEO)は、「私たちは単なるEVメーカーや自動車メーカーではありません。車両の土台の上に、高度な技術を用いたモジュール式の作業空間や居住空間を構築することが私たちの製品です」と述べ、独自のソフトウェアと設計技術を強みに事業を拡大していく姿勢を示しました。
