アメリカのNTSB=国家運輸安全委員会は、南部テキサス州で起きたテスラ車による死亡事故について、原因究明に向けた調査を開始したと発表しました。
この事故は先週末、テキサス州ケイティでテスラ車が住宅に突っ込み、住人のマーサ・アビラさん(76)が死亡したものです。亡くなったアビラさんの遺族は、運転手とテスラ社に対し、過失があったとして訴えを起こしています。
この事故をめぐっては、すでにNHTSA=道路交通安全局が調査を行っており、NTSBもこれに加わる形となります。地元当局によりますと、運転手は事故の直前、テスラ社の運転支援システム「オートパイロット」を使用していたと話しているということです。
一方、テスラ社は、運転手がアクセルペダルを最後まで踏み込んでいたことを示すデータがあるとしています。同社によりますと、これにより、作動していたとみられる自動運転ソフトウエアが解除され、車は時速およそ117キロまで加速して住宅に衝突したということです。
現在までのところ、テスラ社はこうした主張を裏付ける具体的な証拠を提示していません。今後のNTSBやNHTSAによる調査では、テスラ社に対して車載コンピューターの記録の提出が求められる見通しで、事故の詳しい原因が明らかになるか注目されます。
