アメリカのIT大手アップルは、ティム・クックCEOが後任のジョン・ターナス氏へのトップ交代に向けた全従業員向けの集会を開き、退任の理由や今後の役割について説明したと発表しました。
アメリカの経済メディア、ブルームバーグによりますと、集会はカリフォルニア州のアップル本社で開かれました。前日には、ジョン・ターナス氏が今年後半から次期CEOへの引き継ぎを始めることが発表されており、これを受けたものだということです。
集会のなかで、65歳のクックCEOは、自身の健康問題に関する一部のうわさを否定しました。「私は健康であり、気力も充実しています。新たな役職である会長として、今後も長く会社にとどまるつもりです」と述べたということです。
また、トップ交代の時期を今決断した理由について、クックCEOは「史上最高の移行」を実現するためには、3つの条件がそろう必要があったと説明しています。
今後の役割については、ターナス次期CEOを全面的に支援する方針を示しました。具体的には、各国政府などとの政策面での調整を含め、自身の知識や経験をいかして助言を行うとしています。クックCEOは「アップルは私の最優先事項であり、私の中核をなす存在です」と強調しました。
一方、次期CEOに指名されたターナス氏は、「私たちは再び世界を変えようとしており、この時期に就任できることを特に光栄に思います」と述べました。同社の今後の経営戦略として、企業の中核であるデザインに引き続き注力していく方針を示したということです。
ターナス氏は、2026年9月1日に正式にCEOに就任する予定です。
