アメリカのIT大手アップルは、開発中の基本ソフト「iOS 26」の機密情報が漏えいしたとして起こしている訴訟について、情報発信者のジョン・プロッサー氏が裁判所の証拠提出の求めに部分的にしか応じていないとする状況報告書を裁判所に提出したと発表しました。アップルは追加の法的手続きを行い、情報漏えいの全容解明を目指す方針です。
この訴訟は、アップルの次期基本ソフト「iOS 26」のデザインに関する営業秘密が漏えいしたとされる問題をめぐるものです。カリフォルニア州北部地区連邦地方裁判所に提出された共同状況報告書によりますと、アップルと被告のマイケル・ラマチオッティ氏は、限定的な証拠開示手続きを継続しているということです。
アップルは、ラマチオッティ氏が元技術者のスマートフォンからどのような情報を入手したのかを特定するため、同氏から提供された追加の端末を解析したとしています。ラマチオッティ氏は質問状への回答を追加することに同意しており、第三者の証拠開示手続きが完了した後に、再び証言録取に応じる意向を示しているということです。
一方、別の関係者であるジョン・プロッサー氏の対応については、手続きが難航しています。プロッサー氏は昨年10月、期限内に答弁を行わなかったため、裁判所から欠席判決を受けていました。
アップルの発表によりますと、今年1月から2月にかけてプロッサー氏に証拠提出と証言録取を求める召喚状を送達したということです。しかし、プロッサー氏は一部の資料を提出したものの、すべての要求には応じていないとしています。
アップルは期限を複数回延長したものの、機密情報がどのように取得されたのかを示す十分な証拠が得られていないということです。このためアップルは、プロッサー氏が召喚状に完全に従わない理由を説明するよう求める命令を、オハイオ州の連邦地方裁判所に申し立てる方針です。
これに対し、プロッサー氏の代理人弁護士は4月15日、単独で状況報告書を提出しました。報告書によりますと、プロッサー氏は欠席判決の取り消しを求めており、自身の情報発信は言論の自由を保障するアメリカ合衆国憲法修正第1条によって保護されていると主張する方針だということです。
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