アメリカ・ロサンゼルスのスタートアップ企業、アーク・ボート・カンパニーは、商用船および防衛船市場への進出を目指し、約50億円(約7750万ドル)を調達したと発表しました。今回の資金調達は、Eclipse、a16z、Menlo Ventures、Lowercarbon Capital、Necessary Ventures、Offline Venturesからの出資によるものです。
アーク社の創業者ミッチ・リー氏は、「水上のすべてを電動化する」という目標を掲げており、商用市場や防衛市場への進出を計画しています。この計画は、テスラ社がかつて採用した戦略に似ており、元テスラ副社長でEclipseのジェネラルパートナーであるグレッグ・ライコウ氏は、この戦略がアーク社にとっても有効であると述べています。
アーク社は、消費者向けのスポーツボート事業を継続しつつ、商用市場への技術適用を進める方針です。リー氏によれば、商用および防衛分野からの関心が高まっており、これが同社の計画を加速させているということです。
商用市場においては、アーク社は昨年発表したハイブリッドタグボートのように、船の設計と建造を顧客と協力して行う方針です。一方、防衛市場では、電動推進システムの供給を直接行うことを検討しています。
リー氏は、電動化が進む理由として、電動技術のコストが下がる一方で、燃焼エンジンのコストが増加していることを挙げています。また、防衛分野では、自律型船舶の開発が注目されており、信頼性と稼働時間の向上が求められています。
アーク社は現在約200人の従業員を抱えており、今回の資金調達を受けて、特に商用水上船舶の生産、エンジニアリング、マーケティングチームを強化する予定です。リー氏は、複数の事業分野にまたがる企業運営に意欲を示しています。
グレッグ・ライコウ氏は、アーク社が迅速かつ効率的に技術や製品を開発し、学習サイクルを回す能力があると評価しており、長期的な成功を予測しています。
