調査会社Canalysは、2025年第2四半期における米国のスマートフォン市場で、サムスンが急成長し、アップルの出荷が二桁減少したと発表しました。全体の出荷台数は前年同期比で1%増の2710万台でした。
サムスンは830万台を出荷し、前年同期比で38%増加しました。これにより、同社の市場シェアは23%から31%に拡大しました。一方、アップルの出荷は11%減少し、1330万台となりましたが、市場シェアは49%を維持し、依然としてトップを保持しています。
Canalysのシニアアナリスト、ルナー・ビョルホブデ氏によれば、サムスンは市場シェアの差を前年の33%から18%に縮めたということです。これは、関税の影響を考慮して在庫を増やした結果であるとしています。サムスンは、特にGalaxy Aシリーズの出荷を増やし、前年同期比38%の成長を遂げました。
さらに、インドが初めて中国を抜いて米国向けスマートフォンの主要製造拠点となったことが注目されています。これは、貿易摩擦と関税の影響により、中国製スマートフォンの米国向け出荷が前年の61%から25%に急減したためです。一方、インドからの出荷は前年の13%から44%に急増しました。
Canalysの主任アナリスト、サンヤム・チャウラシア氏は、アップルがインドでの生産能力を拡大し、「中国プラスワン」戦略の一環として、米国市場向けの輸出を強化したと述べています。ベトナムも6%の成長を遂げ、米国向け出荷の30%を占めるようになりました。
