アメリカのIT大手グーグルが運営する動画配信サービス「YouTube」は、テレビ向けのアプリにおいて、スキップできない90秒間の広告の表示を始めていることが明らかになりました。
インターネット上の掲示板に寄せられた利用者の報告によりますと、動画の長さに関わらず、90秒間の広告が表示されるケースが確認されているということです。これは、先月公式に導入された30秒間の広告よりも大幅に長くなっています。
報告によりますと、実際の広告時間は90秒以上あり、90秒が経過した後に初めて広告をスキップできるようになる仕組みだということです。現時点では、パソコンやスマートフォン向けではなく、テレビで視聴する利用者を対象に導入されているとみられます。
背景には、ケーブルテレビや定額制動画配信サービスでみられるような、従来のテレビ広告主をYouTubeに取り込むグーグルの戦略があるということです。同社はYouTubeを大手動画配信サービスのライバルと位置づけ、広告主にとって魅力的なプラットフォームとして成長させる方針です。
グーグルはアメリカで2か月前に、音楽関連以外の動画を広告なしで視聴できる月額8ドル(約1,200円)の新たな有料プランの提供を始めています。一方で、広告表示の増加や、広告を非表示にする機能への対策を強化しており、利用者の間では反発の声も上がっているということです。
