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米スタートアップ、生きた皮膚組織とAIを活用した新成分発見モデルを発表

AI要約複数の情報源を統合して作成しています

アメリカのスタートアップ企業「アウター・バイオサイエンシズ」は、生きた人間の皮膚組織とAIを組み合わせ、化粧品や医薬品の新たな有効成分を効率的に発見する技術を開発したと発表しました。自社ブランドは持たず、製薬企業などへライセンス供与を行う方針です。

Image Credits:Outer Biosciences /

アメリカのAIおよび生物学関連のスタートアップ企業「アウター・バイオサイエンシズ」は、生きた人間の皮膚組織とAI(人工知能)を組み合わせ、新たな有効成分を効率的に発見する技術を開発したと発表しました。

同社の創業者でCEOを務めるマイケル・ポランスキー氏は、著名なアーティストであるレディー・ガガ氏のビジネスおよびプライベートのパートナーとしても知られています。ポランスキー氏は、ハーバード大学で応用数学とコンピューターサイエンスを学び、投資ファンドなどを経て、がん免疫療法の研究機関の設立に携わった経歴を持っています。

ポランスキー氏によりますと、同社は手術で廃棄される予定だった人間の皮膚組織を、厳格な倫理的手続きを経て公的な研究機関などから入手しているということです。独自に開発した生命維持システムにより、通常は数日で死滅する皮膚組織に栄養を与え、最長1か月にわたって体外で生かし続けることに成功したとしています。

この技術により、長期間にわたる皮膚の炎症や回復の過程を観察することが可能になりました。さらに、AIを用いて効果が見込まれる化学物質を予測し、生きた皮膚で実験した結果を再びAIに学習させるシステムを構築しています。これにより、約6週間ごとに新たな候補成分を発見しており、現在6つの成分が開発パイプラインにあり、そのうち4つが実用化に向けた段階にあるということです。

同社は、自社で消費者向けの製品を製造するのではなく、発見した成分を美容関連企業や製薬会社にライセンス供与、または販売する方針です。すでに製薬会社との共同研究も進めており、特定の抗がん剤が引き起こす皮膚障害の原因究明などに取り組んでいるとしています。

資金調達について、同社はこれまでに約2300万ドル(約35億6500万円)を調達したということです。一方、競合他社である「ビボダイン」は、人工的に培養した組織とAIを組み合わせた技術で、これまでに約8000万ドル(約124億円)を調達しています。この内訳は、シードラウンドで約3800万ドル(約58億9000万円)、シリーズAで約4000万ドル(約62億円)となっています。

アウター・バイオサイエンシズは、機密性の高いデータを保護するため、クラウド上ではなく自社の専用サーバーでAIを運用する戦略をとっています。ポランスキー氏は、今後の目標について「すべての実験を物理的に行うことなく、皮膚生物学における有望な方向性を予測できる高精度なモデルを構築することだ」としています。同社は今後、製品開発の専門チームを拡充し、皮膚科学分野における研究開発をさらに加速させる方針です。

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