ウーバーとウェイモは、アトランタでロボタクシーの商業サービスを開始したと発表しました。このサービスは、アトランタでの65平方マイルを対象とするということです。
このサービスの成功は、両社の事業拡大を後押しする可能性があります。ウーバーは18の自動運転車企業と提携しており、年間1.5百万回の自動運転車による移動と配送を実現しているとしています。一方、ウェイモは毎週25万回の有料ロボタクシー乗車をオースティン、ロサンゼルス、フェニックス、サンフランシスコで提供しているとしています。
アトランタでのサービス追加は、これらの数値をさらに押し上げる見込みです。
ウェイモのアトランタでの車両数は「数十台」であり、今後時間をかけて拡大していく方針です。両社は以前、アトランタとオースティン間で共有する車両数を数百台に増やす計画を発表していました。
「ウェイモ・オン・ウーバー」サービスでは、ロボタクシーと人が運転する車両が混在する形となっています。ウーバーの利用者はアプリで設定を行い、ウェイモとのマッチングの可能性を高めることができるということです。
この仕組みは、ウェイモが他の都市で運営するものとは異なります。これらの都市では、利用者はウェイモ・ワンのアプリを使用してロボタクシーを呼び出します。
ウーバーの利用者がウェイモとのマッチングを通知された場合、受け入れるか、人が運転する車両に切り替えるかを選択できます。ロボタクシーが到着すると、利用者はウーバーのアプリを使って車両を解錠し、トランクを開け、乗車を開始することができます。
ロボタクシーの料金は、ウーバーX、ウーバーコンフォート、またはウーバーコンフォートエレクトリックと同じ価格になるということです。
「ウェイモ・オン・ウーバー」サービスは、無人車両の運行と所有の責任を分担する構造です。ウーバーは自動運転車の充電、メンテナンス、清掃を担当し、アプリを通じてロボタクシーへのアクセスを管理します。一方、ウェイモは技術と自動運転の監視、道路支援、特定の利用者サポートを担当しています。
昨年9月、ウーバーとウェイモは、2025年初頭にオースティンとアトランタでロボタクシーサービスを提供する計画を発表しました。今年3月には、オースティンで「ウェイモ・オン・ウーバー」ロボタクシーサービスの提供を開始しました。ウェイモはオースティンで100台以上の商業用ロボタクシーを保有しているとしています。