アメリカの金融サービス大手「ロビンフッド」は、2026年10月にサンフランシスコで開催されるテクノロジーイベント「TechCrunch Disrupt 2026」に同社の幹部が登壇し、現代の消費者に向けた新たな金融サービスの戦略について講演すると発表しました。
同社で証券部門のプロダクトマネジメント担当副社長を務めるアビシェーク・ファテープリア氏が、「現代の金融消費者を獲得する」と題したセッションに登壇する方針です。投資や銀行業務、暗号資産、AI(人工知能)を活用した取引など、多様化する金融サービスにおいて、顧客の信頼を維持しながら事業を拡大する戦略について説明するということです。
手数料無料の株式取引で成長したロビンフッドですが、現在は総合的な金融プラットフォームへの転換を進めています。同社によりますと、2026年8月末時点での顧客数は2860万人、プラットフォーム上の総資産は3840億ドル(約59兆5200億円)に上るとしています。
また、株式取引以外のサービスの利用も拡大しています。第2四半期の業績によりますと、銀行部門の預金残高は30億ドル(約4650億円)を超え、クレジットカード事業の年換算収益は1億ドル(約155億円)を突破したということです。
さらに、同社はAIを活用した投資ツールの開発にも注力しています。AIを通じて株式や暗号資産の取引を行う「エージェンティック・トレーディング(Agentic Trading)」の口座開設数は、第2四半期に約10万件に達したとしています。また、将来の出来事を予想する「予測市場」の取引も急増しており、8月単月で47億件の契約が取引され、前年の同じ時期と比べて15倍に増加したということです。
ファテープリア氏の講演では、こうした急速な事業拡大の中で、顧客体験を損なわずに新たな金融エコシステムを構築する手法が語られる見通しです。
なお、イベントは10月13日から15日にかけて開催される予定で、9月25日までに参加登録を行うと、最大200ドル(約3万1000円)の割引が適用されるということです。
