半導体スタートアップのFrore Systemsは、評価額1.64ビリオンドル(約2530億円)でシリーズDラウンドを完了したと発表しました。今回の資金調達は、MVP Venturesが主導し、1億4300万ドル(約220億円)を調達しました。
Frore Systemsはこれまでに総額3億4000万ドル(約530億円)を調達したということです。同社はチップそのものではなく、それを冷却する液体冷却システムを開発しています。Froreは元クアルコムのエンジニア2人によって設立され、当初は携帯電話や小型のファンレス電子機器向けの空冷技術を提供することを目的としていました。
同社がチップに注力するきっかけは、約2年前にNVIDIAのジェンセン・フアンCEOが技術デモを受けたことだと報じられています。フアン氏はAIチップやシステムにとって必要不可欠な液体冷却オプションの開発を提案しました。これを受けてFroreはNVIDIAの様々なチップやボードに対応する製品をリリースしました。また、クアルコムやAMD向けの製品も開発しています。
AI半導体は投資の熱い分野となっており、NVIDIAの競合であるPositronが2月に評価額10億ドル(約1550億円)を達成したほか、Recursive Intelligenceが評価額40億ドル(約6200億円)を達成しています。さらに、EriduがAIネットワークチップを開発するために2億ドル(約310億円)のシリーズAラウンドを完了しましたが、評価額は非公開です。
Froreの最新ラウンドには、Fidelity、Mayfield、Addition、Qualcomm Ventures、Alumni Venturesなどが参加しています。
