アップルは、顧客のプライバシーを重視し、8つのセキュリティ層でデータを保護すると発表しました。これには、ハードウェアからネットワークまでの多層的なセキュリティ対策が含まれています。
まず、ハードウェアセキュリティについてです。アップルのチップには、書き換えができない「ブートROM」が含まれており、これが「ハードウェアルートオブトラスト」を形成しているということです。また、「セキュアエンクレーブ(SE)」は、デバイスのパスコードや顔認証データを安全に保管するためのチップであり、アップル自身もアクセスできないとしています。
次に、オペレーティングシステムのセキュリティです。オペレーティングシステムの信頼性を確保するために、特定のコードが実行されるたびに複数のチェックが行われるということです。例えば、カーネルが起動すると「カーネルインテグリティプロテクション(KIP)」が作動し、カーネルが保存されているメモリ領域への書き込みを防止します。
ファイルの暗号化については、アップルデバイスは「データプロテクション」という技術を使用してユーザーデータを暗号化しています。新しいファイルが作成されるたびに、256ビットのキーが生成され、AESハードウェアエンジンがそのキーを使用してデータを暗号化します。
アプリのセキュリティに関しては、アップルはすべてのアプリがアップルによって公証され、マルウェアチェックを受けることを要求しています。また、「サンドボックス」技術を使用し、アプリが他のアプリのデータにアクセスする際には許可が必要です。
サービスのセキュリティの一例として「iMessage」があります。iMessageはエンドツーエンドで暗号化されており、アップルでも内容を読むことができないとしています。
ネットワークセキュリティにおいても、アップルはさまざまな保護策を講じています。例えば、MACアドレスをランダム化してプライバシーを保護しています。
開発者キットのセキュリティについては、「HomeKit」などのフレームワークでエンドツーエンドの暗号化を使用しているとしています。
最後に、デバイス管理のセキュリティです。企業は管理デバイスに独自のセキュリティポリシーを適用でき、リモートで設定や更新を行うことが可能です。
これらは一例に過ぎず、詳細なガイドはアップルのセキュリティドキュメントに記載されています。
