アメリカのIT大手グーグルの親会社アルファベット傘下で、自動運転技術の開発を手がける「ウェイモ(Waymo)」が、配車サービス大手「ウーバー(Uber)」との提携解消を検討していると報じられました。
イギリスの経済紙フィナンシャル・タイムズの報道によりますと、ウェイモは現在、テキサス州オースティンとジョージア州アトランタにおいて、ウーバーの配車網を通じて自動運転タクシー(ロボタクシー)を提供していますが、この契約からの離脱を模索しているということです。
ウーバーがIT系メディアに明らかにしたところによりますと、ウェイモはすでにウーバーに対し、2028年1月からこれらの地域で自社の専用アプリを通じた自動運転タクシーの提供を開始する意向を伝えたということです。ウーバー側は、オースティンとアトランタにおけるウェイモとの契約は2028年5月に終了するとしています。なお、両社は今年に入り、アリゾナ州フェニックスでの提携をすでに解消しています。
この報道について、ウェイモは現時点でコメントを出していません。
両社の間では、ここ数か月間にわたり緊張が高まっていたとされています。今年に入り、ウーバーのプラビーン・ネッパリ最高技術責任者(CTO)は、ウェイモの自動運転タクシーが危険な走行をしているとする動画をSNSに投稿しました。
また、今年5月の決算会見では、ウーバーのダラ・コスロシャヒ最高経営責任者(CEO)が企業名を伏せつつも、スクールゾーンや緊急時における自動運転タクシーの対応について苦言を呈していました。
さらに、自動運転タクシーの規制をめぐる新たな政策論争においても、ウェイモとウーバーは対立する立場をとっているということです。
