テスラのCEOであるイーロン・マスク氏が、1兆ドル(約155兆円)の報酬パッケージを獲得したと発表しました。これは、同社の運営、調整済み利益、時価総額に基づくマイルストーン達成が条件となっており、マスク氏の影響力がさらに増すということです。
この報酬パッケージには、テスラが一定の目標を達成するたびに、マスク氏に3,530万株が付与されるという内容が含まれています。最初のマイルストーンは時価総額2兆ドル(約310兆円)であり、現在のテスラの時価総額は約1.5兆ドル(約232兆円)です。
また、テスラの株価はしばしば実際の業績とは関係なく変動することがあり、これは他の自動車メーカーにとっては大きな課題となっています。マスク氏は株主総会で、サイバーキャブの生産開始や半導体製造工場の建設計画についても言及しました。
一方、電動航空スタートアップのベータ・テクノロジーズは、政府閉鎖にもかかわらずIPOを強行し、10億ドル(約1,550億円)の資金調達を行いました。株価は初日に大きく変動しませんでしたが、長期的な成長が期待されています。
その他、アーチャー・アビエーションが6億5,000万ドル(約1,008億円)を株式公開で調達し、ロサンゼルスの戦略的な空港を買収しました。また、インドのTVSモーターがライドシェア企業ラピドの株式を売却し、3億2,000万ドル(約496億円)を得たことが報じられています。
リヴィアンは第3四半期の業績を発表し、売上高が前年同期比78%増の15億6,000万ドル(約2,418億円)となった一方、11億7,000万ドル(約1,814億円)の損失を計上しました。これに対してウォール街は好意的な反応を示しています。
ウェイモはデトロイト、ラスベガス、サンディエゴでロボタクシーサービスを開始する方針です。ウェイモの共同CEOは、2026年末までに週100万件のサービス提供を目指すとしています。
