トヨタ自動車は、新たに約2000億円(1.5ビリオンドル)をスタートアップ企業のライフサイクルに投資する方針を発表しました。この投資は、発明の初期段階から成長段階、そして成熟企業に至るまでを対象としています。
トヨタは、「トヨタ・インベンション・パートナーズ株式会社」という戦略的投資子会社を設立し、約1035億円(6.7億ドル)の資本を投入しています。また、成長段階のベンチャー企業に投資する「ウーブン・キャピタル」は、800億円(8億ドル)の第2ファンドを立ち上げました。
ウーブン・キャピタルのゼネラルパートナーであるジョージ・ケラーマン氏は、トヨタの資本コミットメントと投資戦略について述べています。彼は、トヨタ・インベンション・パートナーズを、同社の他の投資組織の一端を担う存在と位置づけています。
スウェーデンのスタートアップ、エインライドは、独特なデザインの電動自動運転ポッドで知られています。同社は、既存および新規の投資家から100億円(1億ドル)の資金を調達しました。なお、この資金調達には、量子コンピューティング企業IonQからの戦略的投資も含まれています。
また、より安価なLFPバッテリーを開発するスタートアップ、エレクトロフローは、ユニオンスクエアベンチャーズとボイジャーが主導するシードラウンドで15億円(1000万ドル)を調達しました。
さらに、サンフランシスコを拠点とするAIを活用したカーディーラー向けスタートアップ、フライは、ファーストラウンドキャピタルのリズ・ウェッセル氏が主導するシードラウンドで約7億円(450万ドル)を調達しました。
このように、トヨタを始めとする企業がスタートアップへの投資を強化する中、今後の動向が注目されます。